お母さんが朝起きていないと泣くに決まってる、よく考えろ

お母さんが朝起きていないと泣くに決まってる、よく考えろちりつも嫌悪感

子供たちが幼稚園に上がる前くらいのことです。

基本的にワンオペなので毎日一人で家事をして、子供たちと一日中一緒という生活を送っていました。

息抜きもできず嫌気がさしてきていました。

夫は子供たちを可愛がってはいたものの、子育てに参加できるのは土日のみ。

1人の時間はほぼなく、日々のワンオペに疲れはてて、ふとモーニングに行きたいなと思い立ちました。

その日は金曜日の夜。

土曜日はお休みです。

「よし、明日の朝早く起きれたらモーニングに行こう!」

と若干わくわくしながら寝ました。

わくわくと同時に、夫どうい反応するのか、試してみたいというのもありました。

そして次の日、予定通り朝早く目ざめ、近所のファミレスにモーニングに行きました。

1人で出かけるなんて、どれくらいぶりだろう。。。

のんびりコーヒーを飲みながら、持参した雑誌を読んでいました。

モーニングが運ばれてきたくらいのころ、一本の電話が。

内心、「あーきたきた」と思いつつ電話に出ると、怒っている夫の声。

「今どこにいるんだよ?」

「ファミレスにモーニングしにきてる」

「は?子供を置いて何してるんだよ。」

後ろでは泣いている子供の声。

朝起きて私がいないと泣くのは予想していました。

子供達には申し訳ないと思いましたが、親は私だけではないはず。

夫がどういう対応をするのかなと思っていました。

やはり対応しきれなかった様子。

というよりか、どうにかしようという気持ちもないのでしょう。

“子供が泣いているのは私のせい“とイライラしかしなかったのでしょう。

なぜ私が一人でモーニングに行ったのかを考える余地は全くなかったのでしょう。

ただただ怒りしかなく、電話をするしかなかったようです。

「早く帰ってこいよ、お母さんがいないと泣くに決まってるだろ、それくらい考えろ。」

結局食事をしてすぐに帰り、夫に怒られました。

「何考えてるんだよ?せめて行くなら行くって言って行けよ」

確かに事前に伝えれば良かったと思われるかもしれません。

しかし、事前に伝えると嫌な顔をされて反対されることは分かっていました。

万が一行けたとしても、渋々承諾するのは目に見えていました。

そんな状態で行けても楽しくもなんともない。

そして、「行ってもいいけど早く帰ってこいよ」と言われたでしょう。

そもそも、許可を取らなくては出かけられないというこの状況が不満。

子育てのスタンスが、“母親がやるのが当然だけど、俺は子育てに協力している“の考えかたが根強い。

私も仕事もしていなかったし、そういうもんだとは思いつつ納得いかない部分があったんだと思います。

それでも「たまには一人で一日ゆっくり息抜きしておいでよ、今日は俺が子供と一緒にいるよ」

と一度でも言われたことがあれば、全く気持ちの持ち方は違っていたと思います。

そして夫の気持ちや態度を試してみて、やっぱりそうかと落胆する結果になりました。

この出来事で、やはり夜寝る時も朝起きた時も、私がいないと成り立たないのだなと立証されました。

世の中には“養ってもらっているのだから子育ては母親がするのが当然”という考え方がまだまだ根強く残っているように感じます。

しかし私にはどうしても納得できません。

仕事をしていれば偉いのか?

お金を稼いでいる方が立場が上なのか?

フェアじゃないなあと思ってしまいます。

子育てや家庭を持つことに向いていないのかな。と思うこともあります。

自分が楽しむことを考えて行動したら、わがままな妻、自由奔放な母親、と言われかねません。

それでも一度きりの人生、楽しく生きたいと思ってしまうのです。

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