派遣という働き方を選んだのは以下の理由からでした。
・正社員で希望の英語が使える職に就くには経験がなさすぎる
・残業はなるべく避けたい
派遣社員というのは、時間枠・決められた仕事枠の中で働くことが可能であり、その中でもある程度の経験を積むことができるという一種の働き方という認識でした。
そして私は、派遣社員の3年満期を迎えたら正社員として働けるように、行動していこうと計画していました。
派遣社員の大枠の認識は合っていたのですが、多くの派遣社員は正社員になりたいと思っていることを知りました。
自ら選んでその働き方をしているというよりはむしろ、正社員になれないから仕方なく派遣社員として働いているような印象を受けました。
そしてそれを認識している、一部の正社員から馬鹿にされる存在であることも思い知らされました。
派遣社員はこんなにも見下される存在なんだと、驚きと悔しさを覚えました。
企業側も派遣社員は「使い捨て要因」として扱っていると感じました。
やめたら次を入れればいい、そのほうが正社員を雇うより割安だし。
という企業の心の声が聞こえてくるようでした。
もちろん全ての企業ではないと思います。
しかし少なくとも私が働いた2社は、「派遣社員はなれても契約社員まで」ということになっていました。
(10年ほどの長い年月をかけて、契約社員から正社員になれた方も中にはいらっしゃったようです)
確かに派遣社員として企業に入るのは、正社員とは比べ物にならないくらい容易です。
それでも、個々をみて優秀な人材の場合は正社員にする待遇があってもいいのではないかと思いました。
派遣社員で働くという現状を目の当たりにしましたが、私の周りにいた正社員の方たちは基本的にとても穏やかでいい方達でした。
2社とも配属先の部署が理系の部署で、優秀な方が多かった印象です。
そのような方たちと働けたことは、とてもいい刺激になりました。
色々な面で、派遣社員と正社員の違いを感じて虚しさを感じることはありましたが、どうあがいても正社員として一緒に働くことはできない方々と働くことができたことは、大きな財産だと思っています。
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