これは私が派遣会社を巡っていた時のお話です。
当時、派遣会社の登録を色々と行っていました。
少しでもチャンスを増やしたかったからです。
派遣の登録の際に身を持って体験し感じたことが、派遣会社の担当の方の対応の違い。
この担当の方というのは、人材コーディネーターさんと呼ばれる方。
希望に合った仕事や、どういった方向性でお仕事をしたいかなどのヒアリングをしてくれます。
色んな方にお会いしましたが、本当に対応が人それぞれでした。
(当然と言えば当然ですね)
会社で決まっているやり方がもちろんあると思いますが、結局は人柄がでていると感じました。
正直、私が出会ったほとんどの方は、会社の規律に沿ったやり方で、それ以上でもそれ以下でもない「ただ仕事をしている」という印象。
そんな中、ある女性のコーディネーターの方はとても親身になってくれました。
同じように子を持つ母という立場で、私の現状を理解しやすかったのもあると思います。
最初にご自分のお子さんの話をしながら、場を和ませてくれました。
相手の壁を取り払い、なるべく本音で話せるようにするのが上手な方でした。
そして、私が取得した資格の日付が最近のものだと気づいてくれたのも彼女が最初でした。
資格はひとつではなかったので、「頑張ってきたんですね」と言ってくれました。
その言葉だけで、今までの努力が報われたような気持になりました。
認められたような気がしました。
その前に数件登録に行ったところでは、年齢や経験がないことに重点を置かれていて、
それが現実であり、その現実を受け止めていても、毎回登録後に落ち込んでいました。
今回もまた「経験が足りません」とか言われるんだろうな、と思っていたのでここで希望したお仕事を紹介して頂けることが決まったときは嬉しい驚きだったことを今でも覚えています。
そして、実際にこちらの派遣会社の紹介で働き始めましたのです。
コーディネーターの方とは、仕事が始まれば基本的に連絡を取ることはありません。
実際にお仕事を始めてから、彼女との接触は全くありませんでした。
しかし彼女のアンテナは、とても素晴らしくはりめぐらされていると感じたことが後々ありました。
それはここでの派遣を辞めて、別の派遣会社で仕事をし、さらにその派遣会社も辞めた後のこと。
正社員として別の会社での仕事が決まった時のことでした。
なんと彼女から連絡が来たんです!
私が働いていたポジションの求人が出たので、きっと私の次の仕事が決まったんだと思ったそうです。
正社員雇用が決まったことをお伝えすると、「すごいじゃないですか!でもきっとそうだと思ってました!あなたならできると思ってました!だから気になって連絡しました。」
と興奮気味に喜んでくれました。
心の底から嬉しかった出来事でした。
人生には忘れないであろう人が、何人かはいると思うのですが、私は彼女のことは一生忘れないし、ふとしたタイミングで思い出して感謝すると思います。
彼女との接点はもう何もありませんが、落ち込んでいた私に一筋の光をくれた方です。
そしてその一筋の光がなければ、今の私はなかったでしょう。
私もいつかどこかで誰かに、小さな光を灯せる人になれたらいいな😊
ちなみに派遣先での就業が決まった後にお世話になるのは営業担当の方。
その営業担当の方の対応も人それぞれだと、今までの私自身の経験と派遣社員の友人の話からも感じています。
営業担当の方もいい巡りあわせがあったので、また今度投稿したいと思います。
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